「日本海オロロンライン」石狩~留萌 #3 岩尾温泉と地酒「国稀」

「日本海オロロンライン」石狩~留萌の3回目をお伝えします。
その昔、陸の孤島と言われた雄冬を過ぎると再びトンネルが続きます。
札幌~留萌間が全線通年開通となったのは1992年のことです。

雄冬通過後10分程で岩老地区に入ります。

岩老地区地名標
↑【岩老地区】


ここ岩老地区に日帰り専用の温泉施設があります。

「岩尾温泉 あったまーる」です。
http://www.town.mashike.hokkaido.jp/menu/kanko/iwaospa/iwaospa.html

私も何度か利用した事がありますが今回は時間の都合で通過させていただきます。

現在の建物は2003年4月に新装オープンしたもので、それまでは夕陽荘(せきようそう)という温泉入浴施設を利用していました。


あったまーる建物・国道から見上げる
↑【岩尾温泉 あったまーる】


小高い丘の上に温泉はあります。


国道入口増毛市街まで17km
↑【岩尾温泉 あったまーる国道入口と留萌・増毛方面距離看板】


増毛市街まではあと17kmです。

岩尾温泉を過ぎると再びトンネルが連続します。

国道231号全線開通時は狭小トンネルが連続していたため、それらトンネルをバイパスする目的で2004年10月28日、日方泊(ひがたとまり)トンネル2,900mが片側交互通行で開通し、翌2005年3月24日全面供用開始となりました。

日方泊トンネルを抜けると歩古丹(あゆみこたん)という地区になります。
1973年、歩古丹~別苅(べつかり)地区は約12kmの別苅山道と言われる険しく多くのカーブが存在する幅員の狭い道路で結ばれていました。

急峻な勾配が連続するため冬期間は通行止なっていたのです。


1992年10月海岸線にマッカ岬トンネル、ペリカトンネル、大別苅トンネルが開通し、これにより札幌~留萌間は真の意味で通年全線供用開始となりました。

現在は、そのトンネルのお陰で通年安全に通行ができます。

大別苅トンネル大別苅地区
↑【大別苅トンネル・大別苅地区】


大別苅トンネルを抜けると、国道231号が全線開通前、留萌側の行止りであった大別苅地区に入ります。

こうして見ると国道231号全線開通までには多くの時間と労力が注がれていたことがわかります。




さて国道231号の歴史はこのぐらいにして、ここ増毛町にある地酒をご紹介します。

増毛市街に入ると、国道231号は直角に右折し留萌方面へと通じています。
このルートは新しいバイパスで、右折せずそのまま直進し旧道を走行します。

数分走行すると左手に木造の歴史的建造物と「国稀」の看板が見えてきます。

建物を左手に見る
↑【国稀酒造株式会社】


赤い円形ポストが目立ちます。

建物手前に駐車場があります。


国稀看板建物正面
↑【国稀酒造株式会社】


なんとも歴史を感じさせてくれる建物です。

早速中へ入ってみましょう。

玄関
↑【国稀酒造株式会社】


玄関の軒先に何か丸い玉のような物が吊されていますが、皆さん何かおわかりになりますか?



これは杉玉(すぎたま)もしくは酒林(さかばやし)と言われる物です。

杉玉(すぎたま)とは、スギの葉(穂先)を集めてボール状にした造形物。酒林(さかばやし)とも呼ばれる。日本酒の造り酒屋などの軒先に緑の杉玉を吊すことで、新酒が出来たことを知らせる役割を果たす。「搾りを始めました」という意味である。

吊るされたばかりの杉玉はまだ蒼々としているが、やがて枯れて茶色がかってくる。この色の変化がまた人々に、新酒の熟成の具合を物語る。

今日では、酒屋の看板のように受け取られがちであるが、元々は酒の神様に感謝を捧げるものであったとされる。

※Wikipediaより引用



のれん板の間
↑【国稀酒造株式会社】



中へ入るとタイムスリップしたかのような雰囲気に包まれます。
まさに歴史を感じる建物です。

さらに奥へ進むと売店があります。

売店正面
↑【国稀酒造株式会社 売店】


国稀の銘酒がずらりと並んでいます。

酒飲みにはたまりません。


売店・奥売店・手前・ぐい呑み
↑【国稀酒造株式会社 売店】


国稀オリジナルのぐい呑み等も販売しています。


ぐい呑み・横ぐい呑み・上
↑【国稀オリジナルぐい呑み】


日本酒にピッタリのぐい呑みです。


ここへ来たからには美味しい酒を買って帰る事にします。

画像
↑【国稀 大吟醸】



日頃の自分自身に感謝し、大吟醸を購入しました。

高級な日本酒の口当たりは正直 ”水” に近い感じがします。

何とも呑みやすく量がはかどります。

しかし、いつもこのようなお酒を飲める訳ではありません。

じっくりと味わうことにします・・・・と思いつつあっという間に飲み干してしまいました。


大吟醸最高!!



最近の国稀酒造の様子はこちら



次回は、留萌市にある美味しいお漬け物のお店を紹介します。



「国稀」の住所は
〒077-0204
北海道増毛郡増毛町稲葉町1丁目17

営業時間は9:00~17:00。(年末年始以外は無休)
TEL 0164-53-1050
※駐車場あり

●「国稀」ホームページ
http://www.kunimare.co.jp/


●「国稀」ネット通販はこちらへ
http://www.kunimare.co.jp/shop/index.cgi


■「国稀」はこちらです。















それでは。

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国稀酒造を訪問したよ♪
Excerpt: 増毛町には最北の酒蔵として有名な国稀酒造さんがあります。酒蔵ラーメンを食した後にちょこっとだけ寄ってみました。写真撮影もOKとのことなので、沢山撮ってしまいまし
Weblog: 目指せ、CALSの達人!
Tracked: 2008-09-17 11:19