私が幼い頃、米の収穫量こそ多かったものの食味の点では正直今ひとつだった感があります。
しかし現在では品種改良も進み昨年北海道版「こしひかり」と言われる「ゆめぴりか」も登場し北海道の米は大変美味しいと全国から高い評価をいただくようになりました。
先日開催された地域再生フォーラムパネルディスカッションに於いて、コーディネーターの方からパネリストのお一人に対して「空知と言えば○○・・・」、その○○に当てはまるものって何でしょうかと質問がありました。
私はこの○○に「癒し」という言葉を当ててみたいと思います。
「空知と言えば癒し」
いかがでしょうか?
こんな事を書かせていただくと、多くの方から北海道は地方のどこへ行っても癒しを感じるので空知に限った事ではないとご指摘いただくかもしれません。
空知は広大な平野地帯です。
したがって大きな山が管内にはありません。
多くの場所で広々とした田園地帯を眺める事ができます。
以前も書きましたが北海道に住んでいると逆に北海道の本当の良さを地域の人は気付いていないのかも知れません。
最近ファームレストランと言われる場所が大変人気を集めています。
名前にある通り田園地帯にあるレストランで、その売りは地元の新鮮食材でありロケーションでありそしてその地の空気です。
私も全国各地を旅させていただきましたがどこへ行ってもその地でしか感じる事のできない物が多く存在します。
人間は新しい地に足を踏み入れると動物的本能によりその五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)が鋭くなります。
この五感が満たされる時、多くの人間は「癒し」を感じるのではないでしょうか?
さて前置きが随分と長くなってしまいました。
空知にはその五感本能を満足させてくれる場所が数多くありますが、今回滝川市にあるファームレストランを紹介させていただきます。
滝川市と紹介しましたが滝川市中心部より北へ約7km程の田園地帯のど真ん中にあります。
私が訪問したのは今年の1月下旬です。
周りは一面銀世界です。
ここにファームレストラン&カフェ「Mama's Kitchen」があります。
国道12号に小さな案内看板が設置されていますが、国道からも2km離れた場所にあるためここの存在そのものを知らない方も多いかと思います。
実は今回ここへ訪問させていただいたのは、私が担当させていただく地域元気回復事業「空知フード&ワインロード計画」における空知地域の魅力再発見のスポットとして紹介させていただきたいからです。
こちらがお店です。
店内に入ると右手の厨房からスパイシーなカレーの臭いが漂っていました。
メニューは何種類かあるのですが今回はこちらのメニューの中からチョイスさせていただきます。
地元野菜一杯の「チキン野菜カレー」です。
注文後待っていると女性の方がテーブルにアンケート用紙を持って来られました。
この時の訪問はグルメにうるさいこちらの方と一緒でしたのでアンケート記載をお任せしました。(笑)
私の名刺(温泉マン)をお渡しすると、女性の方からも名刺をいただきました。
女性は何とこのお店の店長さんでした。
店長さんはブログも書かれています。
●Mama's kitchen 店長日記
http://ameblo.jp/nakamura-nouen/
しばらくすると注文したスープカレーがやってきました。
テーブル脇の窓からは一面の銀世界が見えます。
春先は田を耕す光景と大地の臭いが・・・
夏には緑一面の光景と透き通った風が・・・
秋には黄金色に実った稲穂が風に揺らぐ光景が・・・
冬には一面の銀世界と静寂の中肌に突き刺すしばれが・・・
四季折々の空知を感じながら食事を楽しむができます。
北海道人にとっては、どうってことのない景色ですが、この地を初めて訪れる人にとってはとても新鮮な光景として映ることでしょう。
この景色に見慣れた北海道人でも日頃の疲れを癒してくれる場所である事に違いありません。
この記事をご覧いただき、少しでも空知の「癒し」を感じていただけたら幸いです。
レストランを出る際、オーナーの中村さんから名刺をいただきました。
その際当ブログで紹介させていただくとお伝えしていたのですがすっかり遅くなってしまいました。
申し訳ございません。
またお邪魔させていただきますのでよろしくお願いいたします。
いつもであればブログ記事最後に地図を掲載していますが今回は敢えて掲載いたしません。
どうぞ大自然の中を楽しみながら、そしてちょっと迷いながらご訪問いただければと思います。(笑)
「頑張れ空知!!」
私も応援します。
住所、営業時間はこちらをご参照願います。
●「中村農園(Mama's Kitchen)」ホームページ
http://mamas-k.sakura.ne.jp/
この記事へのコメント
カルゴン
でも、江部乙には用事がないからなぁ。
食べにいくのはなかなか難しいかも・・
温泉マン
江部乙に行く用事が無くても是非立ち寄って下さい。
それだけの価値はありますよ。
是非本州からお客様が来られたらご案内下さい。