
先日、お天気がとても良かったので空知探訪の旅をしてきました。
鉄道ファンでもある私は何気なく夕張駅を訪れました。
この時は駅訪問が目的ではなく近くにある「レースイの湯」に入ろうと思い駐車場に車を止め駅舎方向を眺めると・・・
普段見慣れない車体色の車両を含む3両編成の列車が停車していました。
近くへ立ち寄ると「試運転」と表示しています。
3両編成の車両を順番にみていくと、先頭車(新夕張駅方面の車両)は「キハ141-7」です。
この車両はサボにあるように「学園都市線」で使用されています。
2両目は「マヤ34 2008」で高速軌道試験車とあります。
ネットで調べると、現在この手の車両は全国のJRグループで3台しかない貴重な車両のようです。
3両目は「キハ142-7」と、これも学園都市線で使用されている気動車です。
夕張駅側から撮影すると最後尾(入線時は先頭車)にも「試運転」の表示があります。
何故この列車がここ夕張駅に乗り入れていたのかはわかりませんが、大変珍しい車両を見させていただきました。
私の勝手な推察ですが、現在平成24年春の営業を目指し学園都市線桑園駅~北海道医療大学前駅間の電化工事が始まっています。
この区間は札幌近郊区間の中で唯一非電化区間であり、最近沿線人口の増加に伴い年々利用者が増大し投入している気動車の老朽化も著しい点から利用者からもサービス改善を強く求められていた区間です。
JR北海道では桑園・北海道医療大学間の電化により札幌圏全体の高速鉄道ネットワークを形成し所要時分短縮、混雑緩和、冷房化率向上などのサービスのレベルアップを図るとともに、CO2削減を含めた環境負荷の軽減及び経営の効率化を図ろうとしています。
もしかするとこの事とこの試運転列車が関係あるのかもしれません・・・・・
ただこれはあくまでも私の勝手な憶測ですので予めご了承願います。
※どなたかこの件についてご存じの方がいらっしゃいましたらコメントいただけると嬉しいです。
さて空知にはその昔多くの炭鉱があり石炭輸送を目的として多くの鉄路が存在しました。
炭鉱の閉山とともに多くの路線が廃止となりましたが、今もこうして旅客輸送のため残されている路線も存在します。
空知の旅は列車を利用すると車の旅とは違った往事の様子を発見する事ができます。
「頑張れ空知!!」
私も応援します。
●「国鉄マヤ34形客車」 ※wikipediaより
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%89%84%E3%83%9E%E3%83%A434%E5%BD%A2%E5%AE%A2%E8%BB%8A
■「夕張駅」はこちらです。
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