私温泉マンは温泉大好き人間ですが鉄道もこよなく愛する所謂鉄道マニアでもあります。
小学生の頃から時刻表に魅せられ鉄道の世界へ入り込んだのですが、起業時にストレスから体調不良で入院後、医師からの薦めもありリハビリを兼ねた温泉巡りが先行したため鉄分は少し薄らいでいました。
北海道の温泉地をほぼ巡り終え、その後は北海道の駅巡りをはじめたのですが丁度その頃スカパーで全国の秘境駅を紹介する番組に出会い、すっかりそのファンになってしまいました。
「秘境駅」とは日本全国の鉄道路線に現存する、周囲に人家が少なく大自然の真っ只中にある駅です。
その名付け親は「牛山隆信さん」で「秘境駅へ行こう!」HP管理人さんです。
http://hp1.cyberstation.ne.jp/hikyoueki/
牛山さんは全国にある「秘境駅」を「秘境度」、「雰囲気」、「列車到達難易度」、「車到達難易度」、「鉄道遺産指数」の5つの観点から牛山さんが独自に点数化しその「総合評価」ポイントによって「秘境駅」をランキングしているものです。
堂々の第一位は、ナ、ナ、ナント北海道にあります。
その駅はJR北海道室蘭本線にある「小幌(こぼろ)駅」です。
この駅の存在を知り、私は2008年10月に訪問しました。
https://onsenmanhokkaido.seesaa.net/article/200810article_27.html
https://onsenmanhokkaido.seesaa.net/article/200810article_28.html
小幌駅訪問をきっかけに私の北海道秘境駅巡りはスタートしました。
北海道の秘境駅は夏と冬ではその趣や環境が180度変化しますので、一度訪ればOKという訳には行きません。
私も道内の秘境駅を全部制覇する事はできておらず現在も継続中なのです。
さて牛山さんのサイトを見ていて気になった情報があります。
「日本全国・鈍行列車ランキング 鈍行列車に乗ろう!」です。
http://hp1.cyberstation.ne.jp/hikyoueki/donkou_rank.htm
このランキングは日本全国を走る定期普通列車で「距離(長さ)」、「時間(長さ)」、「速度(遅さ)」、「車両(国鉄度)」、「車窓(ローカル度)」の5項目を点数化しその総合評価のポイントで順位付けされるものです。
そして、この第一位もナント北海道にあります。
それは「滝川発釧路行普通列車(2429D)」です。
今では多くの鉄道ファンがこの列車に乗車するため滝川駅を訪れ、終点の釧路に向け8時間2分の旅を楽しまれています。
この記事を見て
「逆方向の釧路-滝川間の乗車では日本一にならないのか?」
と思われた方もいらっしゃることと思います。
実は釧路発滝川行き普通列車も存在しますが、こちらは途中から快速運転されるため所要時間が今回乗車する下りよりもかなり短くなっているため日本一から外れてしまいます。
つまり日本一の普通列車は滝川駅から乗車しなくては意味が無いのです。
したがってここ滝川駅は鉄道マニアにとってある意味聖地と言って良いかもしれません。
私もいつかこの列車に乗ってみたいと思っていましたが今年5月、ようやく乗車の機会を得ましたのでレポートしたいと思います。
まもなく夏休みに入ります。
また「青春18きっぷ」や「北海道&東日本パス」が利用可能となります。
※「北海道&東日本パス」は7/1より利用開始になっています。また「青春18きっぷ(夏)」は7/20から利用開始期間となります。
今回の行程を再確認します。
今回の記事では下記赤字部分の区間をお伝えします。
1.自宅→(バス)→新琴似駅通り
2.JR新琴似駅→(普通)→JR札幌駅
3.JR札幌駅→(普通)→JR滝川駅
4.JR滝川駅→(普通・2429D)→JR釧路駅
5.JR釧路駅→(特急スーパーおおぞら14号)→JR札幌駅
6.JR札幌駅→(普通)→JR新琴似駅
7.麻生駅→(バス)→自宅
旅を決行したのは5/18(土)です。
先ずは自宅からバスに乗車しJR新琴似駅まで向かいます。
新琴似駅通でバスを降りJR新琴似駅へと向かいます。
この日は天候にも恵まれ、絶好の鉄旅になりそうです。
新琴似駅で先ずは切符を購入します。
本来であれば「青春18きっぷ」や「北海道&東日本パス」が利用可能期間に乗車するのが
鉄道マニアとしての王道かもしれませんが、今回は最初に「一日散歩きっぷ」を購入し利用します。
一日散歩きっぷを利用した理由は、札幌から滝川を経由し釧路まで行く場合の普通運賃は「6,610円」ですが、一日散歩きっぷは「2,200円」でこの切符で新得まで利用可能です。
新得-釧路間の運賃は「3,150円」で一日散歩きっぷの「2,200円」と合計すると「5,350円」になり「1,260円」お得になります。
新琴似駅から6時27分発札幌行普通列車に乗車します。
乗車した電車は731系でした。
新琴似駅から乗車すること11分、6時38分に札幌駅到着です。
札幌駅では20分間の待ち合わせで6時58分発の滝川行普通列車に乗り換えます。
乗車する列車は711系、通称「赤電車」です。
この電車は滝川まで全ての駅に停車します。
滝川までは1時間37分の旅です。
それでは失礼して・・・
早朝出発の眠気をお酒の酔いもあり、うたたねしていると滝川駅に8時38分定刻に到着です。
滝川では約1時間の待ち合わせで、いよいよ日本一長い普通列車に乗車です。
次回以降、数回に分けて乗車記をレポートしたいと思います。
■「JR新琴似駅」はこちらです■
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この記事へのコメント
hiro
新得でソバを食べ、新夕張到着後は待ち時間を有効に使うべく夕張往復。
乗車後暫く経ってから「日本一長い…」を知ったのでした。
おまけ。新得までの途中駅ホームの自販機で買ったブラックコーヒーの味が…。
温泉マン
hiroさんも2429Dに乗車経験があるのですね。
今度は是非全線乗車を目指されてください。
コーヒーの味にも強烈な思い出があるのですね。
今後ともよろしくお願いします。