長い間温泉歩きをしていると休業したり廃業したりした温泉も数多く存在します。
その理由の中には建物の老朽化や源泉加温に対する経費増大や利用者の減少、そして後継者不足などと様々です。
私が温泉歩きをしていた1991年と言えばあのバブル末期で、その終焉により破綻し営業を終えた温泉もあります。
その一つが今回ご紹介する「恵山モンテローザ」です。
訪問は1991年(H3)10月6日です。
場所は当時の恵山町(現函館市)です。
山中に豪華絢爛なリゾート施設として誕生しました。
こちらがモンテローザ正面で、ホテル棟入口です。
広大な敷地内に温泉ホテルや人工の池が造られ遊覧船が運航していたと記憶しています。
そしてここ恵山モンテローザのシンボルがこちらの「黄金の涅槃像」です。
これを見るとどこかの新興宗教的施設を彷彿させますが、そうではなくオーナーの趣味だったと聞いています。
家族で訪問してから18年後の2009年(H21)6月21日に再訪してみました。
こちらがホテルへ通ずる道です。
今は廃墟と化しておりネット上の廃墟サイトでも紹介されています。
さてあの黄金の涅槃像はどうなったでしょうか?
あれ?
黄金の涅槃像がありません!!
実は黄金の涅槃像は売却され現在、黄金の涅槃像は札幌市南区にある「舎利山 佛願寺」さんに安置されています。
http://www.butsuganji.jp/index.html
2009年6月、佛願寺さん前を通るとまさに黄金の涅槃像の移設工事中でした。
こうして過去に備忘録を書いている当時が懐かしく思い出されます。
■ 「恵山モンテローザ」はこちらです■
この記事へのトラックバック
この記事へのコメント