「からまつの湯」は昨年夏の大雨により湯船が全流出し入浴できなくなってしまいましたが、その後地元管理人の方の献身的な努力により復活することとなりました。
そんな素晴らしいニュースを耳にし、今回の道東温泉旅で是が非でも立ち寄りたいと考えていました。
着いた時間が既に日没近く、偶然にも入浴中に管理人の方が来られ温泉談義を1時間近くしていましたので写真を撮るチャンスを逸してしまいました。
そのため翌朝再度訪問する事にしました。
「憩いの家かや沼(茅沼温泉)」から「からまつの湯」までは約60km、北海道人にすればちょっとひとっ走りの距離です

この時期、道東の天気は変わりやすく、所々で地吹雪状態です。
でも、この地吹雪を甘くみては行けません。
しばらくしておさまる場合もありますが、数時間にわたり継続し、やがて吹きだまりとなり自分の車が雪に埋もれてしまう事があります。
現に道東地区では死亡事故も発生していますので無理は禁物です。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG03012_T00C13A3CR8000/
慎重に運転しながら無事「からまつの湯」に到着しました。
こちらが「からまつの湯」入口になります。
先ずは温泉入口に向かいます。
浴槽崩壊前にはこの入口から入った左手に浴槽が一ヶ所だけありました。
以前からあった場所に流出した浴槽が見事復活していました。
この浴槽から右手を見ると・・・
何か新しい通路がありその奥に何かあるようです。
お、お、おぉ~!!!!!
ナ、ナ、ナント、新しい浴槽があるではありませんか。
しかも2つの浴槽間には、新しい浴槽をプライベートに利用いただく工夫が施されています。
何とも嬉しい気遣いです。
脱衣室の方は流失することなく健在のようです。
それでは失礼してお湯をいただきたいと思います。
夜は真っ暗になるので照明が欲しいところですね。
はい、管理人さんが、車のシガーソケットからの電源供給で浴槽に灯りを設置いただいています。
このボックスにあるシガーアダプターをご自身の車のシガーソケットに差し込んで下さい。
無料の湯でありながらここまでされていることを管理人の方にお聞きしました。
この湯は無料なのでこの湯に入っていただくことで商売になる(売上がある)わけではありません。
しかし、この湯を楽しみに遠くから中標津町を訪れていただけることによって、町内や近郊の町の宿に泊まっていただいたり、ガソリンを補給や町内でお買い物していただけることがとても有り難いと思っています。
最近ではその訪問記をSNS等を通じ全世界に発信していただくことにより中標津町の存在を知っていただけることは本当に嬉しいことです。
今後とも中標津町をよろしくお願いいたします。
養老牛温泉にはホスピタリティで道内トップクラスを誇る「湯宿だいいち」があります。
一度は泊まってみたい宿の一つです。
http://www.yoroushi.jp/
そして廃業になってしまいましたが養老牛温泉には山田洋次監督が愛した「旧旅館藤や跡」にあの映画のロケ地記念のモニュメントがあります。
私も大好きな思い出の場所です。
■「男はつらいよ 第33作 夜霧にむせぶ寅次郎」
https://www.tora-san.jp/movie/33/
※廃止前の標津線「計根別駅」が登場します。
■「釣りバカ日誌20 ファイナル」
http://www.tsuribaka-movie.jp/final/
※西田敏行さんは羅臼町相泊の食堂「熊の穴」にも立ち寄ってます。
残念ながらご主人は亡くなられており食堂は現在閉鎖となっています。
ご主人のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
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