鉄筋コンクリート造りと違い木造の施設であり温泉と自然の一体感で温もりを感じました。
そして浴室は脱衣室を含め清潔感に溢れていました。
さてその素敵だった孫六温泉の余韻を残しつつ「黒湯温泉」へと向かいます。
カミさんと二人で秘湯へ行く事もありますが北海道の一部施設ではカミさんがその清掃状況にドン引きしてしまう事も時々あります。
黒湯温泉の記事をアップする前に私が常日頃感じている事を書かせていただきます。
外国人旅行客で高稼働率を誇る東京谷中にある「澤の屋旅館」のご主人、澤さんが言われていることで私が感じ入っている言葉があります。
4年前宿泊させていただき人気の秘密を肌で感じさせていただきました。
■「澤の屋」HP(日本語)
http://www.sawanoya.com/nihonngho.html
古さは歴史そして文化ではありますが、それに大きな手を加えることなくあるがままの自然を感じていただける環境作りが大切です。それが日本の歴史や文化を感じていただけることに他なりません。
そしてお客様が何よりも一番気になさるのは古いとか新しいとか言うよりも「清潔感」です。
この観念を失ってしまうと宿の魅力は激減しリピーターをお呼びすることはできません。
先ずはお客様の反応を見てそれに応じ少しずつ修正対応して行くことが大切では思っています。
この言葉は日本人の私にも大変心に響きます。
孫六温泉の駐車場と黒湯温泉の駐車場は車で1分ほどの場所になります。
ここ黒湯温泉も孫六温泉同様、駐車場から温泉までは徒歩になります。
案内看板の横の道を下へと降りて行きます。
駐車場から温泉までは数分です。
温泉手前に湧き水が飲める場所があります。
今回お飲みになっていたのは韓国人観光客のグループの方です。
暑い時期に喉を潤すには最高のお水ですね。
この先に温泉の受付があります。
こちらで「湯めぐり帖」を提示しスタンプを押していただきます。
一般の日帰り入浴の方はここで入浴料600円(大人)を支払います。
受付で素敵な笑顔で歓迎のご挨拶をいただきました。
とっても嬉しい気持ちになりました。
今回は日帰り利用ですが、こうした事があると「次回は是非宿泊したい」と思ってしまいます。
これは大切な「おもてなし」の一つですね。
黒湯温泉の案内図です。
温泉施設が数ヶ所に点在しています。
なお、浴場内は撮影禁止のため写真はありませんのでご了承願います。
先ずは受付隣になる「混浴風呂」へ行ってみます。
こちらは内風呂、露天風呂とも混浴です。
最近は混浴が減ってきています。
こちらの混浴ではご婦人方のグループが入られていましたので、こちらがビックリしてしまい内風呂のみの入浴とさせていただきました

黒湯温泉には昼食をいただける「黒湯食堂」があります。
営業時間は11:30~14:00(ラストオーダー13:30)となっています。
食堂近くの建物内にコインロッカー(有料)があります。
次に男女別の内風呂・露天風呂へと移動します。
この提灯の下を潜って行きます。
黒湯温泉には「旅館棟」と「湯治棟」があります。
写真右側は「旅館棟」となっています。
旅館棟は受付のあった建物もそうです。
この先に自炊棟が数棟あります。
どなたもいらっしゃらないようですので失礼して自炊棟を窓から少しのぞき込んでみます。
自炊棟の中には囲炉裏付きのお部屋もあるようです。
自炊棟の部屋にはトイレが付いていないとのことですのでコチラのトイレを利用かと思います。
1泊なら旅館棟も良いですが連泊するなら自炊棟でのんびりもいいですね。
自炊棟の見学を終え温泉施設への向かいます。
黒湯温泉の源泉が湧き出しています。
少し下った場所に温泉施設が見えてきました。
温泉施設前に「うたせ湯」があります。
こちらの温泉棟は男女別になっています。
こちらが女湯入口です。
そしてこちらが男湯入口です。
中に内湯があり、その奥が露天風呂になっています。
露天風呂では韓国人の方3人が楽しく入浴されていました。
韓国語がわからないですが顔の表情で判断させていただきましたww
黒湯温泉も大満足の湯でした。
ここも是非機会があれば宿泊、できれば自炊棟で「プチ湯治」してみたいです。
今回黒湯温泉を訪ね韓国人旅行客が多い事を感じました。
その理由をネットで調べて見て納得でした。
『IRIS-アイリス-』というテレビドラマ、が2009年10月14日から12月17日に韓国のKBSにて放送された韓国国内では高視聴率となりました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/IRIS-%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%AA%E3%82%B9-
このドラマのロケが3ヶ月間秋田県内で行われ、その中に乳頭温泉郷「鶴の湯」が登場します。
鶴の湯に泊まった時は韓国人の方の遭遇はありませんでしたが、ここ黒湯では湧き水の飲み場や露天風呂内で韓国語が飛び交っていました。
IRISロケ地に関してはこちらのブログをご参照願います。
http://4travel.jp/travelogue/10440264
北海道でも道東を中心にロケが行われ2008年公開された中国映画「狙った恋の落とし方(中国語原題 『非誠勿擾』)」は中国国内で大ブレークし、その後道東に中国人観光客が押し寄せるという現象が続き今もその余波が残っています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8B%99%E3%81%A3%E3%81%9F%E6%81%8B%E3%81%AE%E8%90%BD%E3%81%A8%E3%81%97%E6%96%B9%E3%80%82
ローカルの観光振興にはこうした外国の映画ロケ地として誘致する事も一つにあるかと思います。
いずれにしても国内外に関わらず映画ロケ地の集客効果には驚くばかりです。
次は「蟹場温泉」へと向かいます。
その模様はその10へ続きます。
※6/22(木)、この日の湯めぐり(6湯)走行距離 「鶴の湯」→「休暇村」 13km
■この日「鶴の湯」→「休暇村」まで湯めぐり走行ルート■
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