最近は温泉歩きに加え、ローカル線問題にも微力ながら応援しています。
今年3月4日のダイヤ改正で下記10駅が廃止されました。
【千歳線】
美々駅
【函館本線】
東山駅、姫川駅、桂川駅、北豊津駅、蕨岱駅
【根室本線】
島ノ下駅、稲士別駅、上厚内駅
【釧網本線】
五十石駅
どの駅も私にとって大変思いで深い駅でした。
2月に道東方面へ行く機会があったので函館本線の廃止5駅を除く他の5駅を廃止前に訪ねてみました。
前回、2017年に立ち寄った温泉の動画をアップさせていただきましたが、今回は鉄道駅を中心に鉄道マン(温泉マン)が2017年に訪ねた鉄道関連の場所をアップさせていただきます。
現在、JR北海道の路線維持問題が話題になっていますが、沿線自治体が金銭的な負担無く鉄路を維持する事は困難であるというのが今や常識的な考え方になっています。
私の生まれ故郷である「空知」でも、留萌本線(深川~留萌)、根室本線(滝川~新得)、札沼線(北海道医療大学~新十津川)、室蘭本線(岩見沢~沼ノ端)がその対象線区として挙げられています。
それぞれの沿線自治体では存続に向けた議論が交わされています。
その中で、根室本線対策協議会では昨年11月、三セクローカル線活性化で全国的に有名な千葉県にある「いすみ鉄道」鳥塚亮社長をお招きしローカル線を元気する基調講演とパネルディスカッションを実施しました。
■いすみ鉄道HP
http://www.isumirail.co.jp/
その時の新聞報道です。
この時の事を含め鳥塚社長はご自身のブログに書かれていらっしゃいます。
http://isumi.rail.shop-pro.jp/?day=20161115
http://isumi.rail.shop-pro.jp/?day=20161116
http://isumi.rail.shop-pro.jp/?day=20161117
この講演を聞いた沿線自治体では「地域一丸となった取組」と「マイレール意識」の大切さを感じ、今年5月には「いすみ鉄道」を訪れ、地元応援団の取組などについて意見交換を実施しました。
その模様が地元千葉県の新聞で報道されました。
この時の件について、鳥塚社長はブログに書かれていらっしゃいます。
http://isumi.rail.shop-pro.jp/?day=20170531
今や「いすみ鉄道」はローカル線問題で悩む自治体の「聖地」として多くの視察の方が来られる三セク鉄道となっています。
先日、札沼線沿線4町も来年1月下旬、いすみ鉄道を訪問と新聞が伝えていました。
http://isumi.rail.shop-pro.jp/?eid=3107
こうして実際に鉄道を経営されている方からのお話しや助言は大変貴重であり重いものがあります。
鳥塚社長は中学生の頃から全国の鉄道旅をされていて、地域における「鉄道」がもたらす文化・歴史観や人の心を読み解く能力を持っておられます。
そして、私の得意分野としている「温泉」、特に「秘湯」にめっぽう詳しいお方でもあります。
そしてこよなく北海道を愛されていらっしゃいます。
その証に釧網本線「茅沼駅」にご自身の土地を所有されていらっしゃいます。
ここに鳥塚社長の「マイドーリン」が設置されています。
そしてここ茅沼駅は全国的に珍しい駅でもあります。
それは「タンチョウの来る駅」なのです。
北海道人は正直、本当の北海道の素晴らしさを知らないかも知れません。
いずれにしても北海道の鉄道が新しい発想により活用され、そして地域に多くの方が訪れていただき、鉄道事業の営業収支改善の意味もありますが、それ以上に地域経済が潤う仕組みが構築できれば、沿線自治体が費用負担する意味や意義もあるのではと思います。
来年、北海道の鉄道はある意味決断の年となります。
私としては先ず生まれ故郷である「空知」の鉄道を活用するアイデアを沿線自治体と構築できればと考えています。
2018年も皆様にとって素晴らしい年となりますよう心より祈念申し上げます。
今年一年、大変お世話になりました。
それではどなた様も良い年をお迎え下さい。
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