前回の記事では1993年に訪ねた盛岡や秋田県乳頭温泉郷について書かせていただきました。
今回はその翌年、1994年に訪ねた東北・北関東の旅について書かせていただきます。
それまでは予約なしでフェリーターミナルにやって来ていたのですが、この年は予めフェリーを予約させていただきました。
利用航路は「苫小牧→仙台」です。
当時は我が家も乗船経験がある東京便が運行されていました。
今回事前予約しましたので1等客室を確保しましたので船内ではゆったりと過ごす事ができました。
そして本州上陸後も車中泊ではなく宿に泊まります。
私は仕事が忙しかったのでカミさんにガイドブックを渡し(当時はインターネットはまだ一般的ではありませんでした)宿の手配を任せていました。
そしてカミさんが選んだ宿は栃木県栗山村(現、日光市)にある「民宿帝釈」でした。
老夫婦が経営しており、郷土料理や地酒が振る舞われました。
とっても素敵なご主人と女将さんでした。
民宿帝釈の印象はとても強烈に残っていたので訪問から20年後の2014年2月当地を訪れる機会があったので立ち寄ってみました。
と案内看板に「帝釈」の名がありましたが、冬期間ということもありこの時は営業していませんでした。
また1994年訪問の時なかった日帰り温泉施設「家康の湯」がその後開業したようですが、それも現在休館になっていました。
できれば一度入浴してみたかったです。
さて、民宿に宿泊後は当時日光地区にあった観光施設へと向かいます。
先ずは、「東武ワールドスクエア」です。
http://www.tobuws.co.jp/
※昨年7月、近くに「東武ワールドスクエア駅」が開業しアクセスが便利になったようです。
お天気は時々小雨模様でとても寒かったのです。
その後こちらへと移動しました。
今はなき「ウェスタン村」です。
※今もその跡が航空写真でくっきりとわかります。
ここはとても楽しかった記憶があります。廃業してしまったのがとても残念です。
この日の宿は鬼怒川温泉「一柳閣」です。
※「一柳閣」は現在「鬼怒川秘極の湯 風」に経営が変わっています。
http://www.kaze.fuso-travel.com/
実はこの宿でちょっとしたアクシデントが・・・・
雨模様の中、観光施設を巡った息子が宿に着くと高熱を出してしまいました。
息子は夕食を食べる事もできず部屋で寝込んでしまいました。
仲居さんが水枕や洗面器と濡れタオルなどを持ってきていただき息子の容態にとても気を遣っていただきました。
夕食のスイカを「息子さんが起きたら食べさせて下さい」とおにぎりとともに用意いただきました。
その心遣いに本当に心から感謝でした。
夜中、息子が目を覚まし用意いただいたおにぎりやスイカをいただき、すっかり元気を取り戻す事ができました。
翌朝の朝食は息子も含め家族全員でいただく事ができました。
旅先のアクシデントに対する宿の対応に本当に感動しました。
ホテルチェックアウト後、当時日光では有名だった「日光猿軍団」を訪ねました。
この施設も今も営業していますが当時と経営母体が変わっています。
その時、卓球の「愛ちゃん」がお母さんと来場されていました。
今や世界を代表する卓球選手になられて事に驚きと不思議なご縁をいただく事ができました。
我が家はその後草津温泉へと行くのですが、この時日光市で体験させていただいたことは生涯記憶に残る思い出になっています。
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