シリーズでお伝えしている、温泉研究家、松田忠徳氏が1987年に新聞連載記事を単行本にした「湯けむりの旅北海道(76湯)」備忘録34湯目は「平田内温泉」訪問記です。
湯けむりの旅北海道で紹介されている当時は「国民宿舎ひらたない荘」でした。
開業は1972年(S47)です。
我が家では1990年6月に訪問しています。
駐車場の車を見ると何とも時代を感じます。
入口にあった案内看板です。
残念ながら当時の浴槽写真が見当たらず、露天風呂はなく内風呂の大浴場だけだったと記憶しています。
ここにやって来たのはこの年から我が家で本格的にキャンプを始めるため、初めてキャンプ用テントを「石黒ホーマー」で購入し、それの設置テスト利用するため1990年6月中旬にやって来たのです。
※石黒ホーマーはこの5年後の1995年「ホーマック」と商号変更します。
写真をご覧いただいてもおわかりかと思いますが、北海道の6月中旬と言えばまだまだ寒く、テントにはまだ早い感じですので、この時キャンプしていたのは我が家のテントだけでした(笑)
しかしながら子供達は大はしゃぎでした。
この時のテストでテント設置したことは多くの学びをいただきました。
石黒ホーマーでを購入したのは「4人用テント」でしたが、この「4人用」の意味はテント内で4人が寝る事ができるスペースということであり、コンロを置いてBBQをしたり、その他のキャンプ用品等を置くスペースが無いことに気付いたのです。
その後すぐ6人用ツールーム型テントを追加購入させていただきました。
「国民宿舎ひらたない荘」横にその後日帰り入浴利用者のために「あわびの湯」が作られました。
しかし、2008年(H20)10月、「国民宿舎ひらたない荘」は老朽化と利用者減少のため閉鎖となりました。
その後、公募型プロポーザル方式で権利が「温泉ホテル八雲遊楽亭」に移転し、2009年(H21)4月25日新たに「熊石ひらたない荘」が民営として営業を開始しました。
http://www.hiratanaiso.jp/index.html
公共経営の温泉施設が減少しているのはもはや時代の流れですね。
さて、平田内温泉に来たら、あの有名な無料露天風呂に立ち寄らない手はありません。
「熊の湯」です。
「熊の湯」と言えば、知床羅臼にある「熊の湯」が有名ですが、こちらは旧熊石町にある「熊の湯」になります。
ひらたない荘から山中方向へ3.4km進むと車両通行止めとなる地点に到着します。
車両通行止め手前右側に駐車場がありますので、車は駐車場に止め、ここから徒歩で向かいます。
駐車場から「熊の湯」までは約170mで徒歩2分程度です。
やがて露天風呂の案内看板があります。
脱衣室があります。
脱衣室裏手の階段を下った地点に「熊の湯」があります。
階段は急で滑りやすいので慎重に降りて行きましょう。
浴槽温度を計ってみます。
この時は44.6度ありました。
私には適温ですが(笑)、熱いと思われる方は、浴槽脇にあるホースで川の水を入れましょう。
それでは失礼して・・・
■「平田内温泉」はこちらです。
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Cierra