嬉しいことに「からまつの湯」は無料で入浴できる温泉(露天風呂)なのです。
中標津町史によれば「からまつの湯」はパウシベツ川沿い国有林内に設けられており、脱衣所などがカラマツの木材で手作りされていることに由来しています。
もともとは林業会社がグリーン養老牛源泉として利用したのが始まりで、後に営林署職員によって現在の「からまつの湯」は作られたというが、現在も有志により管理されており誰でも利用可能だ。
この温泉が存在することは、我が家が全道の温泉めぐりの参考となった「ビッグラン北海道」にも情報がありました。
全道多くの無料露天風呂に入らせていただきましたが、中にはアクセス面でかなりハードさを要するものが多い中、ここ「からまつの湯」は温泉前まで車で到達できるトップレベルの名湯であることは間違いありません。
温泉前には舗装された広い駐車場があります。
からまつの湯は最初一つの浴槽しかありませんでした。
川沿いに作られた露天風呂は無料とは思えない最高のロケーションでした。
2016年夏この付近は集中豪雨に襲われ湯船が水没流出し入浴できなくなってしまいました。
流失時の状況は下記「牛舎の窓から」さんのブログ記事をご参照願います。
https://blogs.yahoo.co.jp/kumasanja/27490801.html
https://blogs.yahoo.co.jp/kumasanja/27568648.html
その情報を聞き多くの温泉ファンが再開は厳しいのではと感じていました。
しかし!!!
管理人の方の献身的努力に僅か数ヶ月で復活することとなりました。
※前述の「牛舎の窓から」さんのブログより
https://blogs.yahoo.co.jp/kumasanja/27654482.html
この情報を聞き再訪したいと考えていました。
2017年2月下旬、川湯温泉に宿泊する機会があり、その途中立ち寄ってみました。
従来あった浴槽が見事復活しています。
現地到着が夜だったため入浴写真がこんな感じになってしまいました。
しかし嬉しいことがありました。
暗い中入浴していると一人の男性が入って来られました。
その方は、からまつの湯管理人のAさんでした。
Aさんから今回の被災状況や復活に至るまでのご苦労について詳しくお聞きすることができました。
ここ、からまつの湯に照明設備はありません。
しかしAさんから、車のシガーソケットを利用した照明設備が設置されていることをお聞きしました。
無料の湯でありながらここまでされていることを管理であるAさんにお聞きしました。
この湯は無料なのでこの湯で直接的商売になる(売上がある)わけではありません。
しかし、この湯を楽しみに遠くから中標津町を訪れていただけることによって、養老牛温泉を含め町内の宿に泊まっていただいたり、ガソリンを補給やお買い物していただけることがとても有り難いと思っています。
最近ではその訪問記をSNS等を通じ全世界に発信していただくことにより中標津町の存在を知っていただけることは本当に嬉しいことです。
今後とも中標津町をよろしくお願いいたします。
この話を聞き、いすみ鉄道元社長鳥塚亮さんの言葉を思い出しました。
鉄道事業そのものは赤字であっても地元を中心としたボランティア活動により沿線地域に多くの方にお越しいただき大いなる経済効果をもたらしている点です。これはとても大切なことです。
一度管理人の方にお会いしお話を聞きたいと思っていただけに、この時は素晴らしいご縁をいただきました。
明るい状況で復活した浴槽を確認したかったので翌朝再度からまつの湯を訪問しました。
さらに、この復活の際もう一ヶ所浴槽が新設されていました。
こちらは女性や家族連れ優先の浴槽ですので利用の際は配慮したいですね。
従来の浴槽から新しい浴槽へ行く通路は、このドアを閉じると通行できなくなるためプライバシーが確保される配慮となっています。
この時、私以外に誰もいませんでしたので両方の湯に入らせていただきました。
今後もマナーを守りいついつまでも多くの方が利用いただけることを心より願わずにはいられません。
この湯を守る有志の皆様にこの場をお借りし、心より深く感謝申し上げたいと思います。
■「からまつの湯」はこちらです■
この記事へのコメント
ゆたか&はじめっち&みならいかのん&つるみん
・・・あずまやがないみたいなのんすゆたか
越川温泉はバッテリーに直接つなぐ照明でしたが、シガーソケットから電源をとるシステムは、
ありそうでなかったような気がします。星空見ながら暗闇で入浴するのもちょ~オツなもんですが…。
・・・バッテリーorシガーソケットどっちが便利だべ?はじめっち
自分は照明なんて便利なものないほうが、混浴でも恥ずかしくないからいいかもです。
・・・もちろん便利なのに越したことはないんですが…?みならいかのん
あたいはむずかしいことはよくわかんないけども、
湯船が二つあれば、内地の習慣である「水着入浴」さ悩まされることなく、お風呂さ入れそうなのだ・・・ん?
知らない間に観光客さんに配慮された露天風呂さに変身してるのだ。
むかしのことだども、川北温泉ば男女別さ湯船違ってたけども、泉源・効能が違っていたから、相互乗り入れしてたのだ。
「からまつ」の方式がどのような評価ば得るかがけっこうおもしろそうなのだ。
・・・元道東民つるみんなのだ
温泉マン
元道東民でいらっっしゃったのですね。
北海道にこうした無料露天風呂に維持いただく有志がいらっしゃることに感謝ですね。
今後も気になる記事がございましたらコメントいただけましたら幸いです。
Tandy
a couple of threads are somewhat boring。K I really lose any large posts.
Former quite a few content articles are only a little beyond trail!
think about it!