思い出の温泉 #8 「乳頭温泉郷」

ゴールデンウィークが近くなると思い出す旅があります。
思い出の温泉8回目は秋田県にある「乳頭温泉郷」について紹介させていただきます。
http://www.nyuto-onsenkyo.com/


最初の訪問は1993年(H5)のゴールデンウィークでした。


我が家ではそれまでゴールデンウィークには道内の温泉地を巡っていましたが、それも少し一段落したため以前から憧れだった東北の温泉に行ってみたくなりました。

当時、北海道と東北を結ぶ航路は「函館~青森」、「函館~大間」、「室蘭~八戸」、「室蘭~青森」、「室蘭~大畑」、「苫小牧~仙台」、「苫小牧~八戸」と実に多彩でした。


1993年5月1日、事前予約もなく、我が家の愛車デリカワゴンは苫小牧フェリーターミナルにいました。


我が家から一番近いフェリーターミナルは小樽港ですが、小樽から東北航路はないため、その次に近い苫小牧港にやって来ました。

行き先は八戸行。乗船希望は21時過ぎの便でしたが満員のため次の24:00の便を空席待ちすることになりました。


ゴールデンウィークということもあり大変な混雑で、もし乗船できなければ道内のどこか温泉へ出かけようと考えていました。

運よく乗船することができたのですが、客室は足の踏み場もないほど超満員のため通路に寝ることとなりました。


我が家ワゴンには常時キャンプ用テントと簡易布団、毛布を積んでいたのでそれを使用することにしました。

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こんなに混雑した船に乗るのは初めてでした。

息子や娘にとってこの時の旅は今でも印象に残っているようです。



翌朝9時過ぎ、無事八戸港に到着です。

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フェリーに乗船できたのはよかったですが八戸港到着後どこへ行くのか全く決めていませんでした。


下船後カミさんと今後の行き先について話し合い、盛岡へ行ってみようということになりました。

その理由はカミさんの両親が盛岡出身ということからです。


最初に立ち寄ったのはこの時期盛岡を代表する観光スポット「石割桜」です。

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そして次に立ち寄ったのが「わんこそば」の名店「東屋(あずまや)」さんです。
http://www.wankosoba-azumaya.co.jp/index.html

ゴールデンウィークということもありメチャ混みで1時間以上の待ち時間でしたが、せっかくの機会ですので順番待ちをすることとしました。

私やカミさんもわんこそばを楽しみにしていましたが子供たちが大喜びでした。

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お腹も一杯になり盛岡郊外へと車を走らせ近郊の観光をすることにします。


盛岡からこの後どこを経由したか記憶にないのですが、夕方遅くなり温泉へと向かいました。


ガイドブックを参考に、駅舎に温泉がある「ほっとゆだ駅」に向かったのです。
https://www.nishiwaga.biz/?page_id=352

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駅舎となりが温泉入口になっています。

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この時は思いつきでフェリーに乗船して来ましたので宿の予約はしておらず、再び車を走らせ秋田県角館近くで車中泊となりました。

早朝目が覚め付近を散策してみました。

前夜は夜遅くの到着で気付かなかったのですが角館は桜の名所です。
http://kakunodate-kanko.jp/sakura.html


桧木内川沿いに咲く桜は大変見事です。

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満開の桜を見学した後は乳頭温泉郷へ向かいます。

最初に立ち寄ったのは「妙の湯」です。
http://www.nyuto-onsenkyo.com/taenoyu.html
http://www.taenoyu.com/


ゴールデンウィークとは言え、さすが東北です。雪模様です。

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しかしここへ到着したのが朝8時前で日帰り入浴の営業時間前でしたが宿の方のご厚意で入浴させていただけることにありました。

本当にありがたい限りです。


名物の混浴露天風呂を堪能させていただきました。

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宿前で記念撮影です。

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次に向かったのは乳頭温泉で人気の「鶴の湯」です。

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当時の写真は写りが良くありませんのでHPの写真をお借りします。

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この時は日帰り利用でしたが、いつか本陣に宿泊し名物「山の芋鍋」を食べたいと思っていました。

しかし鶴の湯はいつも満室で、特に本陣は予約がとりにくかったのです。


ところが私の温泉友達の協力で一昨年の6月本陣に宿泊することができました。

客室にランプと囲炉裏があります。

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本陣にはランプが良く似合います。

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宿の方が夕食のお膳を運んで来てくれました。

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でも私にはワンカップに「岩魚」そしてこの「山の芋鍋」があれば満足です。

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これで日本酒が進みます。


それと一番驚いたのは、この本陣のお部屋には鍵がありません。

部屋に滞在中は内側から「つっぱり棒」を使用します。

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温泉へ入りに外へ出かける際は鍵をかけられません。

したがって本陣に宿泊される際はチェックイン時受付に貴重品はお預け願います。


それと一般浴槽は撮影禁止となっています。

鶴の湯の浴槽状況は下記HPをご参照願います。
http://www.tsurunoyu.com/FONDMENT/t-onsen.html

鶴の湯には宿泊者専用の貸切風呂もあります。

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いずれにしても温泉ファンであれば一度は入っておきたい名湯であることに間違いありません。


※乳頭温泉郷に宿泊したら是非宿泊者のみが購入可能な乳頭温泉郷すべての湯に立ち寄り可能な「湯めぐり帖」を購入され湯めぐりされることをオススメします。
http://www.nyuto-onsenkyo.com/

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湯めぐり帖を利用した乳頭温泉郷めぐりについては私の下記ブログをご参照いただけましたら幸いです。

※写真は乳頭温泉郷HPより引用させていただきました。

・孫六温泉
 https://onsenmanhokkaido.seesaa.net/article/201707article_3.html
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・黒湯温泉
 https://onsenmanhokkaido.seesaa.net/article/201707article_4.html
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・蟹場温泉
 https://onsenmanhokkaido.seesaa.net/article/201707article_5.html
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・大釜温泉
 https://onsenmanhokkaido.seesaa.net/article/201707article_6.html
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・妙の湯
 https://onsenmanhokkaido.seesaa.net/article/201707article_7.html
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・休暇村
 https://onsenmanhokkaido.seesaa.net/article/201707article_8.html
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全国多くの温泉でリーズナブルな料金で湯めぐりできる場所がありますが、私としてはここ乳頭温泉郷がトップレベルではと感じています。


我が家はすっかり東北の温泉が大好きになったことは申すまでもありません。


帰りのフェリーも予約していませんでしたので便数の多い「青森~函館」航路を利用するため青森港に向かい帰路につきました。


この時の旅は我が家の忘れられないものの一つとなっています。

この時はそれなりに楽しかったのですが翌年のゴールデンウィークからはフェリー、宿とも事前にしっかりと予約を入れ旅することとなりました。


ゴールデンウィークに東北の名湯を訪ねてみませんか?



■「乳頭温泉郷 鶴の湯」はこちらです■

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