「乗らないのに残せ!」は過言ですが、鉄道ファン以外の一般人、特に比較的に時間と金銭面で自由度の高い主婦層の方はどんな列車だったら乗ってみたいと思っているのでしょうか?
例えば全く鉄道に興味のない私の妻を事例に書いてみたいと思います。
私の趣味は温泉巡りのため行動範囲や時間に制約されないマイカーが中心となります。
温泉巡りの途中、ローカル線の駅があると必ずといって良いほど立ち寄り駅周辺を撮影したりする私ですが、その際、妻は全く無関心で、「お好きにどうぞ!」と言った感じです。
でも妻は鉄道が嫌いな訳ではありません。
1988年、青函トンネル開業と同時に運行を開始した「北斗星」は大のお気に入りでした。
札幌~東京は航空運賃の方が断然リーズナブルですが、何度となく乗車しました。
開業当事なかなか予約の取れなかった憧れのロイヤルにも開業2年後に乗車することができました。

一緒に写真をお願いしたのは、青森車掌区の車掌さんでした。
住所をお聞きし写真をお送りすると大変丁重なるお返事をいただきました。
何でもこの時の乗務が定年前最後の勤務だったとのことでした。
旅には色々な人の出会いがありますが、こうした人とのご縁は旅の思い出として末永く記憶に残ります。
1988年は青函トンネル開業の年だけでなく鉄道ファンにとって記憶に残る出来事がありました。
それは「C62 3号機」の山線復帰です。

本来、小樽築港扇形機関庫保存が目的だったのですが、いつしか「C62 3号機」を山線に走らせようと動きになったのです。
多くの方の協力なしには実現できませんでしたが、その強力なスポンサーの一つとして「ハドソン社」の存在抜きに語ることはできません。
現在「ハドソン社」はコナミ社と合併となり今は存在しませんが、当事のことはこちらに書かれています。


鉄道が好きとか嫌いとか、乗る乗らないは個人の自由ですが、鉄道に全く興味のない人でも乗ってみたいと思える列車があります。
私の妻の場合は「景色」「触れ合い」そして「食」です。
多くの列車が消え去った現在、それを感じさせてくれるのが「道南いさりび鉄道」かもしれません。
https://www.shr-isaribi.jp/






まさに道南いさりび鉄道にはこの3つが揃っているのです。
北海道にも妻が魅力を感じる列車運行がされることを心から願っています。
この記事へのコメント