最近は年齢的なこともあり昔ほど温泉巡りが少なくなってきました。
また鉄道の旅もめっきり減ってしまいました。
さて、グルメの世界に「ミシュランガイド」というものが存在します。
https://clubmichelin.jp/
レストラン等における食事に関し味だけでなく食材、接遇、雰囲気、食に対する拘りを★の数で表すものです。
星の数は次のような意味を持っています。
★(1つ星) - その分野で特に美味しい料理
★★(2つ星) - 極めて美味であり遠回りをしてでも訪れる価値がある料理
★★★(3つ星) - それを味わうために旅行する価値がある卓越した料理
私はグルメではありませんのでこうした★に特段の拘りはありません。
しかしながらミシュランのこうしたスタンスに対し「食」以外の分野にも大いなる影響を与えています。
私が大好きな温泉や鉄道の世界にもこうした傾向が見られます。
つまり(3つ星)として - その湯を堪能するためだけに訪れる価値があるとか、その列車に乗るために卓越した鉄道に乗車するものです。
そこで今回は私としての鉄道観について書かせていただきます。
夜行列車、特に長距離寝台列車が多く運行していた時代、飛行機ではなく列車で移動することが大好きでした。
しかし、北海道新幹線の新函館北斗駅開業に伴い、その列車旅がなくなり私としてはとても寂しい気持ちになってしまいました。
現在、寝台列車といえば「サンライズ」を除き豪華クルーズトレインに乗車しなければ楽しめなくなってしまいました。
■豪華クルーズトレイン
「ななつぼし」
https://www.cruisetrain-sevenstars.jp/
「四季島」
https://www.jreast.co.jp/shiki-shima/
「瑞風」
https://twilightexpress-mizukaze.jp/
「ロイヤルエクスプレス北海道」
http://www.the-royalexpress.jp/plan/hokkaido.html
こうした豪華クルーズトレインに鉄道好き人間の私も大変興味がありますが、その料金はとても気軽に利用できるものではありません。
そんな中、寝台列車ではありませんが一度乗ってみたい豪華列車があります。
それは近畿日本鉄道の「しまかぜ」です。
https://www.kintetsu.co.jp/senden/shimakaze/
「しまかぜ」が運行しているのは下記の3区間です。
・大阪~賢島
・京都~賢島
・名古屋~賢島
しかし、大変な人気でチケット入手は大変困難でした。
そんななか、今回の新型コロナ問題の影響もあり、比較的チケット入手が容易になっています。
10月中旬、名古屋へ出張する機会があり、移動日の午後に時間があったので「しまかぜ」に乗ってみることにしました。
乗車区間は「賢島→名古屋」です。

ネット会員になることで指定券購入が簡単に行えます。
https://www.kintetsu.co.jp/
午前中、新千歳空港から中部国際空港へ飛び、空港から名鉄に乗り名古屋駅に移動します。
名鉄名古屋駅から近鉄名古屋駅ホームへ移動です。

近鉄は私鉄の中で一番路線延長を有しています。

私が「しまかぜ」に乗車するのは賢島からですので先ずは賢島へ移動します。
ここ近鉄名古屋駅からこちらの特急列車に乗車します。

となりのホームでは大阪行特急で最近人気の「ひのとり」がいました。
https://www.kintetsu.co.jp/senden/hinotori/


この列車もなかなか豪華ですね。
是非機会を見つけて乗車したいと思います。
さて私の方は、賢島行特急列車に乗車ですが、お昼ご飯として名古屋駅地下で牛肉弁当を購入したので社内でいただきます。
https://www.oniku-sugimoto.com/shop/nagoya-umaimon-hirokouji

車窓を眺めながらのお弁当は最高です。

名古屋を出発し2時間8分、美味しくお弁当をいただきながら車窓を楽しんでいたらで15:18「賢島」に到着です。


ここから15:40発の「しまかぜ」で名古屋に戻ります。

つまり「しまかぜ」に乗るために賢島まで来たことになります。
こちらが乗車する「しまかぜ」です。

私が乗車する席は「プレミアシート」です。
https://www.kintetsu.co.jp/senden/shimakaze/
とにかく豪華なシートです。

乗車後はしばし車内を探索します。


しまかぜでは車内でしか購入できないオリジナル商品がありますので、何点か購入します。
https://www.kintetsu.co.jp/senden/shimakaze/menu/
鉄道旅といえば駅弁ですので「しまかぜ弁当(特製幕の内)」を購入です。

しかし先ほど弁当を食べたばかりですので、こちらは本日宿泊先のホテルで夕食としていただくことにします。
それと自宅へのお土産として「しまかぜラスク」を箱買いして自宅へ送ります。
https://www.kintetsu.co.jp/senden/shimakaze/assets/img/menu/souvenir_item_02.png

さて車内散策を終えたあとはしばしゆっくりと座席で車窓を楽しませていただきます。

車内でアテンダントさんから「乗車証明書」をいただきました。


温泉もそうですが写真撮影に気を取られすぎるとせっかくの湯をゆっくりと楽しめません。
鉄道にもそれが言えます。
ここはしばしゆっくりと着席して車窓を楽しみたいと思います。
賢島から乗車すること2時間と4分・・・・
私にとってはあっという間の旅でしたが、本当に楽しい時間を過ごさせていただきました。
近鉄名古屋駅からこの日のホテルにチェックインして、しまかぜで購入したお弁当をいただきます。


年をとるとこうしたゆくりした時間の過ごしかたが一番の贅沢に感じています。
今後も機会があればこうした鉄道旅ができればと考えています。
来年は夫婦二人でこうした鉄道旅に加え名湯・秘湯の旅ができればと考えています。
その旅先は既に候補があります。
それについては次回記事でご紹介できればと思います。
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