「健康」のお値段・・・

私の人生はどちらかと言えば波乱万丈であったと思っています。
北海道の田舎町で米農家長男として生まれ、将来農家を継ぐのは一般的だったのかもしれません。

しかし私が13歳の時、父は農作業中の事故で他界し、その状況は一変しました。


父亡きあとは取りあえず農業を継続したのですが、折しも日本国内では米余り時代となり農家に対し生産調整助成金、つまり米を作らないと国から補助金がもらえる時代となり我が家は何とか生計を維持することができました。

しかし、母も高齢になったことと私も農家を継ぐ意思がないことを考え我が家は離農し札幌近郊に居を構えることとなりました。

私はその後工学系の大学へ進学し、卒業後は札幌に本社を置く道路舗装会社に勤務することとなりました。

このことが年金受給者となった私の人生を大きく変えることとは夢にも思いませんでした。


しかしこの舗装会社は3年で退職し、その後札幌市内の土木設計コンサルタント会社に勤務することとなりました。
転職のきっかけは、母が少し体力的に弱り、舗装会社勤務では自宅からの通勤が不可能のため、自宅からの通勤が可能となる会社を選択することとなりました。


ところが転職した設計コンサルタント会社が多角経営に乗り出し、それがうまくいかず本業の土木設計コンサルタントの経営を圧迫し給与も遅延になりました。

先輩社員が退職しはじめ、私もその後退職しました。


その後以前から興味のあったコンピュータ関連の会社を起業したのです。

それは私が30歳の時でした。


土木技術者であった私は、当時建設業で進められていた「IT化」に対応し、業務関連ソフトはほとんどが受注開発で、土木業務の経験を活かしたソフト開発に建設業の皆様から支持をいただきました。

しかし起業後まもなく精神的ストレスで1ヶ月の入院を余儀なくされ、会社の経営的に悪影響を及ぼし家族にも多大なる迷惑をかけることとなりました。

その後退院時主治医の勧めもあり温泉巡りをはじめ、それが今日に至っています。

あの時の入院から36年、温泉歩きが功を奏したのか大病することはありませんでした。

私なりにこれは「温泉」効果だと感じています。

巡った温泉も道内713、道外206、合計919施設を数えます。

当面の目標は1000施設入湯ですが、今は現役で仕事を続けていますので来年以降の達成を目指しています。



先日66歳の誕生日を迎え、改めて「健康」でいることの喜びを噛みしめています。

今回久し振りに温泉マンオリジナルグッズを製作したのも「温泉」を通じてお世話になった方々への感謝の気持ちとしての恩返しです。


さて、私はなぜ大学卒業後就職した道路舗装会社の経験が年金受給者となった今、役立っているか・・・

当時から土木現場の仕事は朝から深夜まで働く過酷な業種でした。
まさにブラック企業でした。

休日と言えば夏場は月に2日間、隔週で日曜日のみでした。

当時はまだパソコンはなくオフコン(オフィスコンピュータ)が一部大手で利用されているだけでした。

私が就職した翌年の1979年9月、NECからPC-8001というパーソナルコンピュータが発売になりました。
本体価格は168,000円で、これにディスプレイ(グリーン一色)が39,800円で一式20万円を超えるものでした。

当時の大卒初任給2倍に匹敵する価格でしたが私は勢いで購入したのです。

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早速それを勤務する工事事務所へ持ち込み利用しました。
ただ今では当たり前の外部記憶装置HDDはなく、フロッピィディスク装置すら高価で購入できなかったため、カッセテープレコーダーが記憶装置として活躍する時代でした。


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この時、コンピュータが将来建設業の働き方を変えると確信したのです。

それから42年、そのことが現実となったのです。

私は起業した会社を休眠にし、ご縁があって今は建設DXを推進する企業の部署でシニアディレクターとして働かせていただいています。

今、建設業界では深刻な人手不足となっています。

国をあげて建設業の働き方を推進し、現場にはコンピュータはもちろん、42年前では信じられない画期的なICT機器が導入され生産性向上に寄与しています。

しかしそうした現場のDX促進にITに関する知識も重要ですが、土木に関する知識・経験がとても重要になってきます。

半世紀前の経験が少しはお役に立っているようで、年金受給者になった私も働き甲斐があります。

今後土木技術者の知見が広く求められてくるものと思います。
私の会社でも広くそうした経験者を日々募集しています。




さて、今回新たに製作した温泉マングッズです。

第11作目となる温泉マンタオルです。

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タッチペン付ボールペンは2種類製作しました。
(実は3種類目も現在製作中です)

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そして温泉マンリュックも製作しました。
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そして勢いで「温泉マンクーラーバッグ」も製作してみました。

20210204_温泉マン・クーラーボックス.JPG


さらに11作目の温泉マンタオルの在庫が少なくなりましたので12作目の製作を準備中です。

今までは「防染タオル」でしたが、今回は温泉旅館などにある「印刷タオル」を考えています。

デザインイメージはこんな感じです。

s-640 -温泉マンタオル(第12作目・印刷タオル)イメージ_全体.jpg

s-640 -温泉マンタオル(第12作目・印刷タオル)イメージ.jpg



入院すると人間は「健康」の大切さを痛感します。
それはお金で置き換えることができない価値観です。


オリジナルグッズ作成に当たりパソコンでデザインしたり、ネットで注文しメールでのやり取り、そしてお世話になった方々への発送作業・・・

高齢者にとってはボケ防止になる作業で、私にとってはその保険料と思っています。


こうして考えると、グッズ作成作業は私の健康の原点なのかもしれません。


今回製作のグッズを一纏めにして、当ブログ愛読者にキリ番プレゼントを予定しています。


この記事を書いている時点でのアクセスカウンターが「2435660」ですので、ここ数か月以内に到達するアクセス数をキリ番設定したいと思います。

これにつきましては近日改めて当ブログでご案内させていただきます。



今後もこうしたグッズ製作を継続しボケ防止と健康維持に精励したいと思います。

それでは今後ともブログ「北海道人の独り言」をどうぞよろしくお願いいたします。









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