最近道内の温泉を巡っていると多くの廃業温泉があることを感じます。
濃厚な硫黄泉で有名な国民宿舎「雪秩父」に隣接して「チセハウス」という温泉宿がありました。
温泉宿ですが冬期間スキー客で賑わっていた名湯中の名湯です。
我が家が最初に「チセハウス」を訪れたのは1989年5月でした。
https://onsenmanhokkaido.seesaa.net/article/201508article_5.html
2007年5月時点ではまだ建物が健在でした。(この時も休業状態でした)
そして2か月後の2009年9月、チセハウスは正式に廃業となりました。
廃業後の2009年10月もまだ建物自体は健在でした。
その後2019年7月に訪ねると・・・
何とも悲惨な状況となっていました。
こうした光景を見ると温泉ファンとしてはとても悲しい気持ちになってしまします。
そして昨日(2022年9月)訪問するとその跡地には何もなくなっていました。
周りの様子については360度動画を参照願います。
※画面をスワイプいただくと360度の視点で動画閲覧ができます。
どんなに多くの温泉ファンから人気を集める温泉でも温泉経営を維持できるだけの収入がなければ成り立ちません。
最近では新型コロナ問題に加え局地的豪雨により温泉にアクセスする道路が寸断されたり温泉施設そのものに大きな被害が発生するなど苦難が続いています。
私を含め温泉ファンができることと言えば、営業している時点で多くの方に足を運んでいただくことかもしれません。
次回以降も北海道の廃業温泉の現状をお伝えしたいと思います。
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