私の温泉旅を振り返る 「家族への感謝 #1」

1985年7月、私は脱サラ起業した際1ヶ月間ストレス性の病いで入院しました。
退院時、主治医のアドバイスもあり温泉巡りを始めたのです。

温泉巡りは私単独ではなく妻、息子、娘を含め4人でした。

しかし独立起業直後はお金もなく、温泉宿に宿泊することなく車中泊が中心でした。

しかも当時の車は小さな乗用車タイプ(ホンダシビック)で車内泊するにはとても窮屈なものでした。
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それでも家族一同、お金がないながら健康で温泉旅ができたことは生涯の思い出になっています。

当時は無料で入浴できる「野湯」にも多く出かけました。
川北温泉900909_03-4-M.jpg

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相泊温泉910803_03-1-M.jpg

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当時を振り返るとカミさんは文句も言わず私のストレス性病いリハビリのため温泉巡りに同行してくれました。
本当に感謝の気持ちで一杯です。

その後少しお金に余裕ができ1991年9月、念願のワゴン車デリカワゴンを購入し、その後道外へのマイカー旅を数多く実施しました。
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中でも一番記憶に残っているのが1994年7月下旬から8月上旬にかけ実施した9泊10日(うち船中泊2泊)の「わが家の長距離ドライブ編 《九州まで行く編》」です。
https://onsenmanhokkaido.seesaa.net/article/200609article_5.html

マイカーを利用して小樽港から新潟港に上陸後、草津温泉や岡山県の温泉に宿泊しながら九州まで行き、その後、指宿、福岡、鳥取、京都、岐阜に宿泊後直江津港から岩内港に戻るというものでした。

特に九州では当時九州自動車道「人吉~えびの」間22.3kmが未開通で一般国道221号「えびのループ橋」を走行できたことは道路技術者であった私にとって大変貴重な思い出として脳裏に刻まれています。
日本のループ橋に関しては下記「ループな道(管理人:うえのさん)」をご参照願います。
https://finding.sakura.ne.jp/loop/loop_hitoyoshi.html


この時の九州マイカー旅を振り返ると今はなき施設等がいくつかありますので備忘録として下記に列記させていただきます。

1.松の山温泉「兎口露天風呂翠の湯」 ※廃業
 https://onsen.nifty.com/tookamachi-onsen/onsen001706/
 
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2.かんぽの宿 美作湯郷 ※閉館
 https://onsen.nifty.com/mimasaka-onsen/onsen008970/
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3.グリーンピア指宿 ※譲渡
 https://www.projectdesign.jp/201901/area-kagoshima/005845.php
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4.串木野ゴールドパーク ※譲渡
 http://www.fantastics.co.jp/kushikino_report1.htm
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※現在は焼酎の仕込み・貯蔵・熟成の「金山蔵」として利用されています。
https://www.hamadasyuzou.co.jp/kinzan/

5.かんぽーる京都 ※廃業
かんぽーる京都940805_03-1-M.jpg


6.東日本フェリー ※廃業
 直江津港→岩内港
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%AA%E3%83%BC
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考えてみると温泉施設だけでなく多くの観光施設が廃業もしくは譲渡されました。

当時私は郵便局簡易保険や厚生年金加入者だったのでかんぽの宿やグリーピアに宿泊したのですが今となっては大変貴重な思い出となっています。

また、我が家が本州からの帰りに良く利用していた「東日本フェリー」が廃業となったことも時代の流れを痛感しています。

「直江津港(新潟県)→室蘭港」は「新潟港→小樽港」や「新潟港→苫小牧東港」に代替できますが「大畑港(青森県)→室蘭港」はその代替もないだけに残念です。
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お陰様で昨年4月、通算「1000湯(施設)」入湯を達成できました。
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カミさんはこの「1000湯(施設)」のうち90%に同行しています。

子供も社会人になり今後は夫婦二人で私の残り少ない人生をのんびりと温泉巡りできたらと考えています。

次回は私が描く今後の温泉巡り&鉄道観光について夢を語らせていただけたらと思います。

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