「小町湯温泉」は明治時代に開業し140年の歴史がありましたが2021年10月24日の営業を最後に廃業となりました。
9年前の2014年4月、「テルマエ・オタル」というバスツアーが開催されました。
このツアーは小樽の隠れた見所を再発見する素晴らしいツアーだったので参加してみました。
出発地は札幌駅北口でした。
最初の訪問は「手宮市場」でお買い物です。

その後、「夢二亭」で絶品ハンバーグと小樽ワインをいただきます。
昼食後は甘いものをいただきます。
銭湯は「関東式」と「関西式」に分かれます。
湯舟が壁際にあるのが「関東式」で、中央部にあるのが「関西式」です。
こちらは札幌市中央区にある「神宮温泉」です。
https://www.kita-no-sento.com/sento/106-2/
湯舟が壁側にあるので「関東式」になります。
私が「温泉入浴指導員」資格を取得した東京大田区蒲田にある「改正湯」はまさに「関東式」でした。
http://www.kaiseiyokujou.com/
小町湯温泉は「関西式」なので中央に湯舟がありました。
そして、銭湯・温泉ファンであればあの「ケロリン桶」をご存じのことと思いますが、「関東式」と「関西式」ではサイズが違っていることにお気づきのことと思います。
関東式は関西式に比べ少し大きめになっています。
理由は関西では中央にある湯舟を取り囲み湯舟からお湯を汲み「かぶり湯」をすることが慣習のため小さめの桶を使用するからです。
小樽市は「北前船」で関西と交流がありました。
https://www.kitamae-bune.com/about/main/
そのことが関西式文化を継承しているのだと思います。
それでは在りし日の「小町湯温泉」を振り返ってみます。
温泉分析書です。
泉質は「含硫黄ーナトリウムー塩化物温泉」、PH7.85の弱アルカリ性温泉です。
それではお湯をいただきます。
北海道で一番の歴史を誇る小樽からこうした湯がなくなるのは本当に寂しい限りです。
「小町湯」は廃業となりましたが営業を継続している温泉銭湯が小樽には数ヵ所存在します。
是非多くの温泉ファンに訪ねていただけましたら幸いです。
※参考までに小樽市内の温泉銭湯を紹介させていただきます。
・中央湯
https://www.kita-no-sento.com/sento/205-2/
・大正湯
https://www.kita-no-sento.com/sento/209-2/
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